「ブログは読者の求めることを書かなければ稼ぐことはできない」とよく言われますよね。
だから趣味や日記のような記事を書いてはいけないと・・・。
確かに、ブログで稼ぐためには誰かの求める情報を書かないとダメなのは事実だと思います。
でも、別にだからといって好きなこと(趣味・日記的な記事)を書いてはいけない理由にはならないと僕は思います。
だって、どんな趣味・ちょっとした日常の気づきでも必要としてくれる人は必ずいるはずですから。
もちろんただ感想を書いて終わりみたいな記事では収益化は難しいですが、あることを意識するだけで格段に読まれる・稼げる記事にすることができます。
その方法を、具体例をたくさん出しつつ解説していくので参考にしてみてください。
目次
「好きなことを書く」で稼げないブログの特徴【NG例を紹介します】
まず、そもそも「好きなことを書く」の失敗例を解説していきます。
ブログを書いても読まれない記事とは常にこの2つの理由しかありません。
- 全く需要がない話題を記事にしている
- Googleで上位に表示されていなく、誰にも見つけてもらえない状態になっている
よくあるのが、マジで需要がない話題を記事にしてしまっている場合。
たとえば「先週行った沖縄の感想」という題材の記事は、その人とかなり仲の良い人でないと読みたいと思わないですよね。
需要がないとはこういう状態のことを指します。
また、たとえ需要のある記事をどんなに気合を入れて書いたとしても、適切にキーワードが含まれている記事でないと、Google上で見つけてもらうことができません。
Googleで見つけてもらえないという事は、誰かに読んでもらえる機会がほぼ無いということですよね。
好きなことを書いて稼げないブログは、この2つが原因です。
「好きなことを書く」で収益化・PVを上げるための具体的な方法
好きなことを記事にして収益化するには、↑で解説した2点を克服した形にしてあげればOK。
つまり、「需要がある」「Google上で見つけてもらえる」この2つを満たせば良いんです。
具体的なやり方としては、次の3ステップを踏むだけ。
- 書きたい記事に、メッセージを一つ込める
- そのメッセージを必要としているのは誰か?を考える
- その読者は何というキーワードで検索するかを考える・探す
これをやるだけで、記事の質が劇的に変わります。
具体例とともに、詳しく見ていきましょう。
ステップ①:書きたい記事に、メッセージを一つ込める
書きたい記事を思いついたときに「この記事に何かメッセージを一つ入れるとしたら何だろうか?」ということを考えてみてください。
これをやることによって、需要のある記事を作ることができるようになります。
<例>
※表はスクロールできます。
書きたいこと | メッセージ |
---|---|
先週行った沖縄の感想 | 沖縄に行くなら絶対にココだけは観光に行ってみて欲しい! |
スタジアムの野球観戦に行ったら雨が降ってきて びしょ濡れになった日記 | スタジアムに行くなら必ずコンパクトに畳めるカッパを持っていけ! |
トマトが好きで好きでたまらない話 | トマトはこうやって丸かじりで食べれば メチャクチャおいしいから試してほしい! |
この表を見れば一目瞭然だと思いますが、左はただの日記や感想。右は「誰かの悩みや疑問を解決できる記事」になっていますよね。
何でもない感想でも、こんなふうに一つメッセージを込めるだけで誰かの需要を満たせる記事に変身します。
ステップ②:そのメッセージを必要としているのは誰か?を考える
①で記事にメッセージを込めることができたら、そのメッセージを必要としている人は誰なのかを考えます。
<例>
メッセージ | 誰が必要としてる? |
---|---|
沖縄に行くなら絶対にココだけは観光に行ってみて欲しい! | これから沖縄旅行に行く人で、 おすすめの観光スポットを探している人 |
スタジアムに行くなら必ずコンパクトに畳めるカッパを持っていけ! |
|
トマトはこうやって丸かじりで食べれば メチャクチャおいしいから試してほしい! |
|
誰が何のために知りたいのかを具体的に出してあげることで、ペルソナが絞り込まれ説得力のある記事を作りやすくなります。
また、ステップ②をやることで、次のステップ③がかなり考えやすくなります。
ステップ③:その読者は何というキーワードで検索するかを考える・探す
「②で考えた読者は、その情報にリーチするためにどのようなキーワードで検索するだろうか?」ということを考えてみてください。
その問いで出てきたキーワードが、この記事に設定するキーワードになります。
<例>
誰が必要としてる? | ←の人が検索するであろうキーワード |
---|---|
これから沖縄旅行に行く人で、 おすすめの観光スポットを探している人 | 沖縄 観光スポット おすすめ |
|
|
|
|
これでキーワードが出たので、このキーワードをもとにタイトル・本文を書けば「需要があり、かつGoogleで検索される記事」を書くことができます。
内容は自分の書きたかったことのままなので、かなり書きやすいはずですよね!
ステップ③-2:割り出したキーワードを最適化させる(ちょっと上級編)
これはちょっと上級編ですが、最終的には全員できるようにならないといけないテクニックなので解説しておきます。
ステップ③でキーワードを出しましたが、そのキーワードで記事を書くのは不適切な場合が結構あるんですよね。
よくあるのがこういうの。
- そのキーワードの検索ボリュームが少なすぎて誰にも検索されない・・・。
- そのキーワードのライバルが強すぎて上位表示が全くできない・・・。
- そのキーワードは、自分が思っていたものと検索意図がズレている・・・。
キーワードを決めたら、必ず上記に当てはまっていないかを確認しましょう。
確認方法は次のようなかんじ。
- ボリューム:アドワーズなどのツールで調べる(検索数が月間10以上ないとダメ)
- ライバルの強さ:実際に検索してトップ10を見て、企業サイトばかりが表示されている場合はダメ
- 検索意図のズレ:実際に検索してトップ10の記事を見て、自分の記事内容と全然違う記事が上位表示されている場合はダメ
3番が分かりづらいと思うので例を挙げます。
設定したキーワードで検索した結果が、自分の記事内容と全然違う例(検索意図がズレている例)
例えば次のようにした場合。
- メッセージ➔スタジアムに行くなら必ずコンパクトに畳めるカッパを持っていけ!
- キーワード➔野球 スタジアム 持ち物
実際に「野球 スタジアム 持ち物」で検索をかけてみると上位に表示される記事は、『雨天かどうかは関係なく、単純にあると便利な持ち物を紹介した記事』ばかりですよね。
だから「野球 スタジアム 持ち物」というキーワードに対して『コンパクトに畳めるカッパを持っていけ!』という内容を主題にすると少しズレちゃうんです。
(読者は別に雨天時のことを考えているわけではないから。)
キーワードの検索意図と記事内容がズレると、Googleで上位表示することはできません。
なのでキーワードを少し変えて、メッセージにピッタリ合うようにしてあげます。
「野球観戦 雨 対策」
こういうふうにね。
ちなみにキーワードのズラしに関しては、関連キーワード取得ツールを使うと需要のあるキーワードがいろいろ見つかるので便利ですよ。
ブログは好きなことを書いてOK。でも稼ぎたいなら「誰かの役に立つか?」も考えなければいけない
以上が、好きなことを書いた記事にアクセスを呼ぶための方法です。
この方法で記事を書けば、全く読まれない記事というのは格段に少なくなるはずです。
たとえ「自分の好きなことを書いた記事」だったとしても。
僕は、人の経験(日記や感想でも)ってとても大事なコンテンツだと思います。
絶対どこかに必要としている人がいるはず。
だから「自分の好きなことを書くのはダメ」とは僕は思いません。
でも、求めている人がリーチできるような書き方はしてあげた方がいいと思います。
だってキーワードを設定していなかったらどうやっても見つけ出せないですから。
稼ぐためにはやはりアクセスが来ないといけないので、「この記事は誰のどんな疑問を解決できるか?そのためには何というキーワードを設定すればいいのか?」ということは必ず考えるようにしてみてくださいね。
まとめ
それでは最後に復習して終わります。
- 好きなことを書いて稼げないブログの特徴は「需要が無い」「Google結果に表示されない」
- 好きなことを書いて収益化する方法は「①メッセージ」「②そのメッセージが必要なのは誰か」「③その人はどんな言葉で検索するか」を考える
最初は難しいかもしれません。
手順通りにやってもアクセスが増えないこともあると思います。
でも、練習すれば必ずうまくなります。だから頑張っていきましょう。
ぜひ今日からやってみてくださいね( ˘ω˘ )
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